2,Sep.04 (木) 02:15
時にはとびっきりのエンタ小説ってのもいいもんさ。 今朝買った「スピリット・リング/ロイス・マクマスター・ジョルド」 子供の頃読んだレンズ・マン、若い頃読んだディレーニー・・・僕の頭の中でヒロー/ヒロイン達が、予想を裏切る期待通りの大活劇・・・人間なんてそんな難しいもんじゃない。 せめてフィクションの世界では・・・

右手を上げた。 誰かを殴りたいワケじゃない。 肺に空気を通したいだけだ。 ノドは悲劇的に膿んでいる。 ビリーホリデーが酒とドラッグで擦り減らした声を、彼女の十分の一も唄っていないこのノドが到達しちまった。 寿命に乾杯! きっと人生って・・・基本的にヤリ逃げなんだ。

そうとも、そんなに大変な荷物を負っているわけじゃない。 せいぜいふらつくぐらいさ。 現実が不確かに感じる時ってないかい? 気付く前に駒は廻ってる。 どこかで誰かが偉そうに審判してる「ウム、今のはフィクションだが、次はどうか」・・・時間なんて、時計を見ないやつには存在しないんだぜ。 そう今、今、今・・・

今僕は股間に両手をおいて、揺れる頭に問いただす・・・
オマエ本当にヤリ逃げなのかい?
・・・そう、仕上げまではつき合えそうにないんだ・・・