真夜中の地下鉄の中。 どこかにサングラスを忘れて ・・・血走った眼。 強すぎる照明。 耳をつんざく高周波。 耳鳴り、みみなり ・・・ドアの横に立ち・・・ その前をふさぐ彼女達。 その話声を少し落としてくれないかい。 耳鳴り。 その内容じゃない。 その音量さ。 そのケバい化粧じゃない。 その実在感さ。 耳鳴り。 みみなり・・・
しまった・・・トラップだよ。 舌の上で、飢えは、はしたなく・・・