7,Nov.04 (日) 18:16
思うにギター弾きが自分の唄を人前でうたうだなんて、誰にとっても付加価値でしかないわけで・・・
そういえば昔、白石さんが吉祥寺マイナーでやってた「付加価値分解工場」って企画は、それを充分に認識した上での「それでも演奏を」っていう「悪あがき」だったわけで・・・
そのまた昔に金沢で一緒に活動してた「悪あがき」っていうバンドのバンド名もまさにソレなわけで・・・

なのに未だにわたしは悪あがいている。

がっしりとした社会の中じゃ息もできない。
どこかに隙間が欲しいんだ。
無駄のない生活だなんて悪夢だよ。
せっつかれて生きたくはないもの。
この「こころ」っていう観葉植物は水がなければ枯れちまう。
ましてや一度おいしい思いをすると、それが忘れられなくて、いつも文句ばっかりだ。
「オレの恋人はどこにいっちまったんだい?」
「気持ちいい事させろよ!」
「少しは酔わせろよ」

・・・ダメだ、ダメ、ダメ・・・
鏡の中の顔はゆがんでる。

世界で一番の権力者は人柄で選ばれたんだそうだ。
勿論わたしにその投票権があるワケじゃないが・・・

東京駅から添乗員にひきつれられて電車に乗り込んできたアメリカ人とおぼしきツアー客の一団。
この手は洋の東西を問わずカッコ悪いもんだ。
ましてや肉塊ばかりが目立つガタイの大きな連中が、リュックを担いで所在なげに立っている。
そう、わたしはきみらを悪意の目で見ている。
きみらが世界を住みにくくしてるんだぜ。
そして世界の大半はわたしもその手下だとみなしてる・・・