25,Mar.05 (金) 01:39
エレーヌ・ペイゲルスによると、マタイやルカの福音書よりは10年程前に書かれたと思われる『ディダケー(ギリシャ語で教えの意味)』には次のような節があるそうだ。

“「汝を呪う者を祝福せよ。 敵のために祈れ・・・汝を憎む者を愛せよ。・・・右の頬を打たれたら、左の頬も差し出せ。・・・求める者には与えよ、拒む事なかれ。」 だが『ディダケー』の編集者は、「新約聖書」には書かれていない懸命な付加を施している。 「だが、自分が金を与えようとしている相手が何者か判るまでは、しっかりと手の中に握っておけ」”(禁じられた福音書 青土社 23P より)