1,Apr.05 (金) 01:08
ギリシャ語の『福音書』euaggelion のラテン語のスペルは "evangelium" ・・・エバンゲリ??? なんだか聞いた事のある単語だね。 英語では『福音書』をゴスペル(Gospel)とも呼ぶ。 good spell からの派生だそうで spell には中世の頃「話し」という意味もあったらしい。 つまりギリシャ語の eu-(良い) aggello(告知) の直訳だ。 とすると『福音』というのも同様か・・・しかし十字架にかけられた教祖の物語を「良い知らせ」とは・・・

言葉は記号にしか過ぎない。 でも人間はその記号に複数の意味を込めちまう。 意図する、しないにかかわらず・・・「愛してるよ!」 本気かい?・・・ってな具合に。

蛇足だがオーストリアのオーストとは、英語の EAST つまり『東』と同じ語源で、『リア=帝国』つまり『東の帝国』という意味だそうだ。 確かに中世ヨーロッパ世界の東に君臨した帝国にふさわしい名前だけれども・・・ヴィエナでみたシンデレラのバレー劇では、相手はプリンスではなく会社の社長の御曹司だった。 王政を廃して一世紀も経った国だから当然といえばそうなのだけれども・・・逆にヘンなこだわりを感じちまった。

そういえば娘の卒業式に出た時、例の国家斉唱ってヤツがあって・・・やはり数人の参加者は座ったまま・・・サッカーの代表戦で聞く君が代はいいもんだけど、強制して歌わされるもんじゃないよ。 好かれたかったら「好きになりなさい!」と命令しちゃいけない。 逆にへんなこだわりを生んでしまう。 それが小利口な役人にはわからないんだろうねぇ〜