2,Apr.05 (土) 00:57
 しばらく前にイギリスの王子がナチの格好をしただけで大騒動になった。 いまだにドイツではナチは禁句。 アウシュビッツで何人のユダヤ人が殺されたかは学術上は歴史のナゾかもしれないが・・・地球という社会では、明らかに虐殺があった事が広く認識されている。 ところがいまだにこの国は・・・

 歴史とは勝者が書くものだ。 だが勝者とは今そこに居るヤツ。 つまりアメリカ合衆国。 ある時はそれになびいて、そのくせ自分の都合の悪い部分はNO! それじゃ誰も納得してくれないぜ。

 おれたちは前の世代から、とんでもない負債を受け継いでいる。 おれはまだ武器で脅して女を強姦したことはないが・・・前の世代ではそれが行われていた。 きみの父親や祖父のことだぜ。 それを時間が解決してくれると考えるのは、あまりに安易過ぎる。 せめて時間が早すぎる。 いいかい、やった側は先祖のことなんか知った事じゃない。 でもやられた側は末代まで引き継ぐんだぜ。

 ハワイに行ってみるといい。 いまだに日系のジジイがこう説教をたれる。 「いいか、日本はこの真珠湾を血で汚したんだ」 ブッシュだって腹のそこじゃこう思ってる「ジャップめ、あまりいい気になるんじゃねえ」 韓国の大統領が歴史問題を持ち出すのをを『粘着』と片付けていられるかい? 残念だが、それが通じるのは日本ローカルだ。

 おれたちはとんでもない負債を受け継いでいる。 きみたちは中国では金持ちとしてちやほやされ、裏では小狗と揶揄される。 欧米では白いつもりのイエローキャブ。 都知事は自虐趣味だというが、それじゃ日の丸をあがめたてればいいのかい? 残念ながら海外じゃ日の丸とハーゲンクロイツは似たり寄ったり。 どっちも狂気のアイコンだぜ。

 おれは負債を受け継いでいる。 問題はそれを否定するか、しないかだ。

 おれは否定する。