17,Apr.05 (日) 01:14
 その頃住んでた三鷹のアパートの通路は、晩ともなると各部屋のドアから、持ち寄った酒と肴とビール・ケースのテーブルで始まる、ギターとコップと箸が楽器の即演会。 住人達のジプシー楽団、その日の客の持ち歌にコージズキンの無国籍歌唱と、意味など知るかと盛り上がり、シメはワタル氏がギターを持ち出して・・・「秋は、秋からは、浮浪者のままではくらせない」・・・ 数年前に中央線で出会った時は、もうかなり酔ってたけど、今度一緒に音をだしましょうぜと誘ったら、「ギター少しはうまくなったのかい?」と眼を細めてた・・・

 今朝ネットでそのニュースを見てから・・・その歌声が頭のかたすみで鳴り続けてる。 「秋は、秋からは・・・」 そしてまた春が来て、旅立つひと一人。 高田渡 2005 April 16 .... R.I.P.