13,May.05 (金) 01:04
 久しぶりにロクさんが吠えた。 昔し日本語はロックにあわネエってヤツラがいてね。 オレもそれを信じちまったんだが・・・冗談じゃネエ、本当は大嘘だ。 ヤツラ自分の知ってる歌をパクるのが難しかっただけなんだぜ。 馬鹿言ってるね。 するとロクさんは・・・

 考えてみろよ、ヤツラの言葉はアクセントで意味が全然違っちゃう言語だぜ。 しかもロクな母音も持っていやしない。 つまりリズムに合わせて発音するには、途中に細かいフレーズを割り振らなきゃいけない。 それで相当不自然な言い回しが出来ちまうわけさ。

 確かにブルースの歌詞が聴きづらいのはそのせいかもしれないね。 でもラップはそうでもないだろ。 ロクさんは首をふりなが・・・ヨク聞けよ、同じフレーズの繰り返し、そりゃリピートのマジックは確かにあるけど、そりゃ目的じゃなくって結果の産物さ。 たまたま旨くおさまる単語のフレーズを繰り返してるだけだね。

 それでもそれが面白い効果を与えてるのは確かじゃないか。 ロクさんは再度首をふり・・・いいかい、そんなヤツらのことは忘れちまいな。 本当はおまえさんの持ってる言葉はもっとロックが歌えるんだ。 だから、それを唄うんだ・・・