21,May.05 (土) 00:05
 もしあなたがキリスト教徒なら≪ウォルター・ワンゲリン/小説「聖書」使途行伝≫は読んで損はない。 なにしろ私でさパウロに惹かれたもの。 勿論この物語の中のパウロって前提はあるのだけれど・・・

 朝TVで見た星占いは12星座中の下から何番目。 確かに幸運は訪れなかったけど、ドラマチックな悲劇って程じゃない。 相変わらずのザワメキ。 どうしようもないこころ。 僕の習性は単純だ。 歯車は自分で回す。 どっちに回すかは気分次第。 面白いと思ったら、そうしよう。 償いは後悔ほど退屈じゃない。 そしてきみは・・・

 きみは僕のドグマを暴く。 きみのせいじゃない。 僕を映すからだ。 僕がそれを見てしまうからだ。 鏡の中の悪魔、両目を塞ごうと、コールタールを練りながら、腐臭にまみれた笑いをこぼし・・・すべては幻想、悪夢、きみから流れ出す酩酊。

 たぶん今夜の僕は、なにもなかった事にしようと、酔いにまかせてねむりこみ・・・明朝眼をさますと、ポケットの中の紙切れをそうとも気付かずにゴミ箱にすてちまうんだ。 今朝はやけにバッグが重いね。 おやこんな本読んだっけ? そして取り出すと、本棚の前に放り投げ・・・