30,Aug.05 (火) 10:05
みずからが属する「コミュニティ」に誇りを持つ事は悪い事じゃない。 しかしそこにしか自己の存在意義を見出せないとすれば、それは依存症という病だ。 例えば「コミュニティ」を「会社」「宗教」または「国家」と置き換えてみるがいい。 仕事に誇りを持つのは悪い事じゃない。 でもそれが生甲斐ってのは仕事中毒だ。 信じる神を持つのは悪い事じゃない。 でも信仰が全てでは、それ以外に真理を認める事すらできなくなる。 そして一番タチが悪いのは国家にしか自分の存在意義を見出せないケース。 理念とは無縁の存在に全身全霊で忠誠を誓う事の無意味さ。 しかし相手は現実に、絶大な権威と共に、そこに存在する・・・だからタチが悪い。

大将軍さまはマスゲームがお好きだ。 案外この国の宰相さまと例の大統領殿もご同類かもしれない。 御三方とも愛国心が旺盛で、美しき秩序の維持に腐心し、その権力の行使がお好きだ。 おかげでどの国の国民も日々、不安と不満をつのらせ、踊らされている。 プロレスラーはリングを降りると皆んな仲良しだそうだが、最高権力者の皆様も案外そうなのかもしれない。 さしずめパワーゲーム愛好会といったところか・・・しかし、その駒はわたしら生きた人間なんですけどね・・・