2,Feb.06 (木) 00:25
もし僕に罪があるとするなら存在自体に違いない。 自分に一番気持ちいいことに一番いい理由を考え出す生物さ。 ドラッグが欲しければ法律を疑い、快楽に飢えれば道徳を否定し、善を装いたければ神を妄信し、生に疲れれば虚無を述べ立てる。 ここで爪を研ぐ、きみを味わうために。 ここで髪を引き千切る、敗残の痛みに・・・
もしきみに罪があるとするなら識ろうとしない事さ。 誰も聞きたくない事には耳をふさぐように、観える事にも眼をそむけるように。 きみの時間を生きているのは誰でもない、きみ自身だ。 誰も飾れない、きみが飾らないかぎりは。 誰も文句はいわない、きみが手を出そうとしないかぎりは・・・
残念なことに僕らはひとりじゃない。 やること、為すこと、調停が必要だ。 僕らは勝ち誇り、きみらは消耗する。 きみらは立ち上がり、僕らは萎える。 この共有世界は、こんな無為な共有作業で満たされ、そんな共有幻想が現実と成りはてる。 でも誰だい、この座標軸を定義したのは? 僕じゃない。 きみじゃない? じゃあ一体だれだい・・・
きっと僕に罪があるのなら、僕は生きてるからさ。 でもきみは罪と生命のどっちをとる? 僕は生命だね。
2,Feb.06 (木) 23:10
成る程ね、そうやって人生を無駄に過ごしてるわけだ・・・久しぶりのロクさんは頭をクシャクシャにしながら・・・で、それで楽しいの?
確かにね、楽しむって事が頭にあるうちはいいんだけど・・・違うよ、余裕だよ、余裕があるうちはなんだって出来る。 お前さん、その余裕を忘れてる。
僕は同様に頭に手をやって・・・だって出来ないもんは仕方ないじゃないか・・・そんなじゃロクさんは納得しない・・・だから忘れてるんだって・・・
確かに僕らはその崖っぷちからダイブした。 輝く翼を広げ・・・そうさ翼さ、これがあればなんだって出来る。 どこにでも行ける。 僕らは飛び跳ね、世界は僕らの足元を流れ・・・
そして眠っちまったのさ・・・ロクさんは呆れ顔で・・・お前さん、気持ち良さの中で操縦桿を握るのを忘れちまったんだね。 あとはそれが上昇気流か下降かにお任せってワケさ・・・