25,Apr.06 (火) 09:34
わたしは演奏者ではなく、作曲者だ。 主張する者ではなく、表現する者だ。 かつて得た感触を再現する為に新たな曲を書き、新たな広がりを求めては何度も再現を繰り返す。 変化は厭わない。 変節はしたくない。 そうだと言おう。 否定は簡単だ。 これならどうだい。 それもアリだよね。 きみとひとつにはなれない。 きみをずっと感じている。 無からはなにも生まれない。 最初からあったものなどなにもない。 現実とは誰かが書き留めた物語さ。 幻想とはきみが見落とした実話だもの。 さあ話し始めよう。 言葉が通じているあいだに・・・
25,Apr.06 (火) 23:39
表現ってヤツは覚えるものじゃない、獲得するものだ。 符号を並べるんじゃない、符号で表すんだ。 誰かにじゃなく、自分にだ。 外に探す前に、自分の中に探せ。
知覚ってヤツは覚えるものじゃない、獲得するものだ。 符号は眺めるものじゃない、解き明かすものだ。 誰かがじゃなく、自分でだ。 外に求める前に、自分で観ろよ。
僕はギターを弾きながら、ウィスキーを舐め、どうって事ないよって考えながら、自分の不完全燃焼部分を探って、燃えちまえとばかりにピックを振り下ろす。 ギターがつぶやいた。 もっとやさしく弾いてくれよ。 僕は愚痴る。 教えろよ、どこがスイート・スポットなんだい。 指が滑り落ちる。 音がふるえる。 そうさ、そこだよ。 しばらくの余韻と、次のフレーズに戸惑いながら・・・