2001年1月19日 ペンギン・ハウス

東京は雪こそ降らなかったものの最低気温は零度を下回り、前日リハ帰りには風が吹く度に身をこわばらせてこんな夜に外を歩く自分を呪った。 それでも午後には目覚めてメールを確認すると主催者で milk plus の鈴木氏からメール 「しかし、寒いですね。・・・」 そう、こんな日に聞きに来てくれるヒトはいるかしら・・・? で、掲示板を覗くとMELTのたまみさんが 「遊びに行きまーす・・・」 --- KANSYA KANSYA!

予定通り7時 OPEN。 START は15分押しの7時45分から・・・ 最初は鈴木氏の milk plus。 dominant 的 scale をベースに 3 piece がそれぞれの模様を編むように進む。 それぞれの曲に package された idea が心地よい。そうだ Lindsay Cooper の album を聴いてる時の心地良さに近い。

milk plus のステージは終わって・・・ さてこの後だと sevenZ は少しうるさいかな・・・ SE に頼んでおいた John Coltrane の Ballads を聴きながら大急ぎでセットアップ。 でも少し急ぎ過ぎたか? 準備OKと mixer の方を見るが不在。 といって member はすでに intro を始めている。 Coltrane との session から始めるとは思いもしなかった・・・


sevenZ
(velvet underware)
seven : guitar & voice
maki : lead guitar
yoshino : bass
kosuigi : drums
1. ocean
(velvet underground)

今回のステージはこの曲が main concept。 tempo じゃない beat を・・・ そして原始の海・・・

2. wating for the man
(velvet underground)
一曲目で早速弦を切ったマキ君 「ナニか演奏してっ」 たって・・・ でもこの beat もいいじゃない・・・ すると後ろを通り過ぎる人影・・・ 見ると SaSa さんと Yamaちゃんが空いてる席へ・・・
3. rem sleep alice in the wonder land をイメージしながら・・・そういえばこの曲 を自分の事と勘違いしてるヒトがいたっけ・・・ 唄いながらフト彼と目が合う・・・
4. venus
(shocking blue) -
i can't stand it
(velvet underground)
venus: 以前からステージで演奏したかった曲。 原曲での venus は歌い手自身を指しているが、わたしの cover では歌い手が恋する女性・・・ なので別の曲ともいえる。
i can't stand it: VU version を聴きながら・・・ 「この picking 出来る?(マキ)」「あ!出来ない」・・・以前交わした会話・・・ がきっかけで始めた曲。 なので original の phrase はマキ君まかせ・・・ Dr & Bass の不思議な combination!
5. in my arms
- entagled strings
in my arms: 前回はもう少し shuffle beat を強調していた。今回は効果的な吉野君の walkin' bass で、より jazzy な仕上りに・・・
idle spin: 「糸がからみついて・・・僕にからみついて・・・ついにキレちまった。」 「ふざけ過ぎたせいさ・・騒ぎ過ぎたせいさ・・・もう戻らないよ。」・・・ そして心地よく舞い上がり・・・
6. spoonful
(willie dixon)
original は hawling wolf の deep な blues。 色んな band の cover があるが、他ではやっていないという理由で 8 beat にしてみた。 歌詞も個人的な解釈で少し手を加えている。 活きた唄ってそうやって唄い継いでいくもの・・・
7. seranade 冬限定の曲。

最後の曲を終えて、また大急ぎでステージをかたずける。 ペンギン・ハウスの店の外に出て一休み・・・ 最後のバンドはさすがに聞く元気が無かった。 冬はまだこれからが本番・・・ でも今は寒い風が少し心地よい・・・

21,Jan 2001 by seven