2002 Feb'14 杉並サイケデリックス#4


 もしこのまま眠り続けれたなら、きっとこうつぶやくに違いない。 「人生なんてアマいもんさ、もう未練はないね」 でもそんなにアマくはないんだよね。 昼前の11時頃に目が醒めて、天井を見上げながら・・・まずい頭痛がおさまらない。 昨夜はそんなに飲んだおぼえが無いのだが・・・いつものライブ前はイヤんなるほどギターを弾いているのに、この日は全然そんな気がしなくて・・・でもそろそろ花粉アレルギーの症状が出始めてる。 ノドのうがいはしっかりしとかなきゃ。 そうだ、この頭痛は風邪の兆候か?

 4時からのリハーサルは多少ゴタゴタしながらも一応予定通りに・・・テールスープの寒川さんから sevenZ ロゴ入りの手ぬぐいをもらう。 アイロンプリントの手作りだそうだ。 他にもいろんなロゴ入りの手ぬぐいを持ってきていて・・・で狭い楽屋で出番を待っている間、つい彼女の笑顔にのせられてテールスープのロゴ入りの手ぬぐいを足に巻いて出るという話しになり、でもそれは「キャラじゃない」というよしの君の助言で、たたんでポケットに入れておいて演奏の途中にそれで汗を拭くという事に。 さて目立つように取り出さなくては・・・「わたしこういったこと好きなんですよね」 そう僕も遊びこころは捨てれません。


sevenZ --- seven(v,g) yoshino(b) sami(d)


  1. translucent carriage (pearls before swine)
     実は曲順を決めていなくって、決まっているのは最後の曲だけ・・・さて最初はナニにしようか? 「豚に真珠 (sami)」
  2. the spy (doors)
     オリジナルは4ビートのシャフルだが「スワンプ・ビート(sami)」に。 でもまだ唄が多少慣れていない。 今回は曲のアレンジもその場で変更OK。 完成度を犠牲にしてでも緊張感を優先。 まあ多少のゴタゴタは即興にはつき物さ。
  3. spanish caravan (doors)
     エンドでよしの君が止まらない。 それじゃすぐに次の曲につなごうと思うと、ドアーズの後にはドアーズの曲しか思いつかない。
  4. 眠れない夜
     さてこれはわたしのフレーズはソロも含めて殆ど決まっているので、後はよしの君と sami がどの様に料理してくれるか次第。 スタジオではいつもエンドで終わらなくって、何度かソロを繰り返していたのだが・・・さて今日は?
  5. から回り
     強引に次の曲にもっていく。 「不思議なバランスさ、崩れてもしらないよ(歌詞)」ホラ崩れた、なんて・・・2コードの単純な曲だが、それだけ色んな遊びにトライ。
  6. rollin' and tumblin' (mudy waters)
     ちょうどいいビートが出始めてきた。 顔から滴り落ちる汗。 床を見るとすでに水溜りが・・・ソロの戻りのフレーズを弾き出したら急に全員がスピード・アップ。 これじゃ元の唄には戻れない。 【応用問題その 1 】となれば突っ走る・・・
  7. born to boogie (bolan)
     なんとかこの曲に引っ張りこんで・・・今日は少しメドレーが多くなってしまった。
  8. love song
     速い曲に行こうと思ったら「ゆっくりした曲がいい」(よしの君)。 ところが始めると彼は楽屋へ・・・ベース無しで2題目まで進んだけど、これもアレンジ(?)
  9. the last time (rolling stones)
     こういう8ビートものでの sami のドラムはふところが深い。
  10. いない
     実は Boom Boom に行くつもりが、よしの君が Inai を始めたので急遽そちらに変更。 終わった後によしの君がわたしの後ろ側とナニか話してる。 振り向くとヤマちゃんが来てる。 ギター持ってきた?「ウン」じゃナニかやんない?「ナニやるの?」セレナーデ・・・
  11. spirit of st'louis
     ヤマちゃんの用意が出来る迄の繋ぎに始めたんだけど、意外とはやく用意が出来たようなので、2題目を飛ばしてソロからエンドに・・・ところがヤマちゃんも弾きだしたのでナカナカ終われない。 【応用問題その 2】 終われない時は無理に終わらない。
  12. セレナーデ
     出だしのエコー音を出しながら・・・そういえばこの曲を最初にステージでやった時もヤマちゃんがギター弾いてくれてたね。 よしの君は真中に座り込んで殆どシタール奏者スタイル。 途中からわたしは5弦解放をビンビン弾いてるだけだったり・・・スタジオでは聞こえ辛い sami のタムの音が目の前のモニタから見えてくる。  寒い季節に限定の曲なのでこれで半年間は封印だね。 「目が醒めればすぐに、消えていくセレナーデ」

 ステージを降り、混雑した狭い楽屋で自分の楽器をかたずけおわると、お店の入り口あたりでしばらく休養。 sami も出てきて話してると、delay さんが声をかけてくれて、それに seiichi さんもやってきて、「彼とはメールでよく即興について議論してた仲なんですよね(わたし)」 「即興とは?(sami)」 「???」 「そく生きる事(sami)」・・・

 さてテールスープの演奏が始まり出した。 今夜はこの後不良と続く。 演奏者としての仕事は終わったので、この後は主催者として、また観客として楽しませてもらうことにしよう。 まずはナニか飲まなきゃ・・・


by seven 16.Feb' 2002